【バレエ映画】「ミッドナイトスワン」インタビュー&コメントまとめ
朝夕は涼しくなりもうすっかり秋ですね。
秋の夜長に映画を観るのはいかがでしょうか。
9月25日に公開される映画「ミッドナイトスワン」について、バレエ関連のインタビュー記事やコメントをまとめました。
少しでもご興味が沸いたら是非レッスン帰りに映画館に立ち寄ってくださいね。
#ミッドナイトスワンを広げよう
- 1.『ミッドナイトスワン』内田英治監督インタビュー(チャコット)
- 2.バレエ監修の千歳さんとレッスン曲提供の蛭崎さんにインタビュー(メディアフォリジャポン)
- 3.バレエ教師の片平実花役の真飛聖さんインタビュー記事(バレエチャンネル)
- 4.ミッドナイトスワン公式に掲載の各界からのコメント
まずは映画監督のインタビュー記事から
1.『ミッドナイトスワン』内田英治監督インタビュー(チャコット)
内田監督がバレエに惹かれたきっかけになったのは、新国立劇場バレエ団の「ロミオとジュリエット」。しかも今でも語り継がれる熊川哲也さんが急遽代役でマキューシオを踊ったマクミラン版の新国での初演と時のようです。
「急遽の代役で国内にマクミラン版マキューシオを踊れるダンサーがいなかったので、海外から熊川哲也さんに日本に戻ってきてもらい、公演前日からリハーサル。そんな状況にもかかわらず熊川哲也さんはすごかった」という話をこの公演にでたバレエの先生からこの間聞いたばかりでした。
2.バレエ監修の千歳さんとレッスン曲提供の蛭崎さんにインタビュー(メディアフォリジャポン)
インタビュー - Mediaphorie [メディアフォリ]
映画の中に「オデットは審査員の目が厳しくなるわよ」というようなセリフがあり、リアルだなと感じたのですが、千歳美香子さんの監修の賜物なのかもしれません。
バレエに関するセリフがリアルな映画でした。
そしてバレエピアニストの蛭崎あゆみさんのレッスンCDが映画の中に使われています。
公開後の9月26日21:00~ YouTubeでトークライブを配信するそうです。
参加はYouTubeチャンネルから▶️https://bit.ly/2EgQIOo
映画『ミッドナイトスワン』バレエ大好きトークライブ【バレエ監修 千歳美香子 × バレエピアニスト 蛭崎あゆみ スペシャル対談】 ※ネタバレあり
3.バレエ教師の片平実花役の真飛聖さんインタビュー記事(バレエチャンネル)
真飛聖さんは元宝塚のトップ役であり、宝塚でのバレエレッスンはもちろんのこと、過幼少期はバレエダンサーを目指してレッスンを受けていたとのこと。
今回役にのぞむため、バレエを再開したそうです。
https://balletchannel.jp/11059
4.ミッドナイトスワン公式に掲載の各界からのコメント
バレエダンサーさん達のコメントを引用します。
Altneu(酒井はな×島地保武)
(ダンサー・振付家)
愛は様々なところに潜み、触れられるとかたちを変える。
脆くやさしく嘘が嫌いで温かい。『私』を貫きたくなる映画です。
上野水香
(東京バレエ団プリンシパル)
人の愛、孤独、美、そして哀しさの折り混ざった壮絶なドラマは、涙なしには観られませんでした。稀有な才能は人に情熱と破滅の境を彷徨わせる。
草彅剛さんの演技が素晴らしい
小野絢子
(新国立劇場バレエ団プリンシパル)
深く傷つきながらも人を想い夢に向かって進んでいく彼女達の姿はあまりに美しく眩しかった。
人がこの社会で各々人間らしく生きていく事はどうしてこうも難しいのか。是非多くの人に見てもらい、共に考えたいと思う。
山本康介
(バレエ振付、演出家)
バレリーナを目指すというテーマを通して、日本ではまだまだ認識の薄いLGBTや学歴や芸術、音楽への奨学金といった制度の確立を考えないといけない!
苦しまなくて良い人たちが苦しんでいる現実を考え直すチャンスだと思います。
宮尾俊太郎
(バレエダンサー)
希望へと導き、時として絶望にさえ向かわせる芸術の世界。
与えられた運命の中もがき、懸命に生き、愛を見つけていく姿は尊くて美しい。
本島美和
(新国立劇場バレエ団プリンシパル)
ショーパブで踊られる‘四羽の白鳥’、ラストの美しい‘オデットのソロ’。
100年以上前に作られた古典バレエの名作「白鳥の湖」の度量に驚かされ、
またそのメロディーに載せて、一果の夢、凪沙の愛が昇華していくラストに心が震えました。
飯島望未
(バレエダンサー)
ネグレクト 貧困 差別など本当に様々な問題が描かれていてそれらを凪沙は一果の唯一の光だったバレエを奪いたくない気持ち、一果の母になりたいという真っ直ぐな母性愛で全てを吸収しているように感じました。
お互いに孤独だったからこそ共有出来る愛があるのだなと思いました。
この映画ではバレエの描写は女の子だけの世界ですが、バレエはジェンダーの役割がはっきり区別されているジャンルのダンスだと思います。
私自身ジェンダーやバレエの在り方について考えさせられました。
一果の踊りが美しいのはもちろん、音楽もとても温かく心地いいけれど、どこか影があるような心にグッとくるピアノ曲でした。
是非この悲しくも美しい物語を多くの方に観て頂きたいです。
福岡雄大
(新国立劇場バレエ団プリンシパル)
1人は偏見や女性である心と身体の葛藤に苦しむ。
もう1人は複雑な家庭環境により心を閉ざした。バレエに出会い、2人がそれぞれの人生の中で交錯する事による、舞踊への想い。それにより心を開き始める2人。
いかに『身体』と『心』が大事な事かと痛感させられた映画。
衝撃的で感動的な終わりが印象的でした。
近藤良平
(コンドルズ主宰、振付家、ダンサー)
いつもは滅多に泣かないのに、不覚にも踊りで泣いてしまった。
細い光の向こう側にとっても大切な「踊りの神さま」が見えた気がします。
「そして踊ることを止めてはいけない!」と深く思いました。
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